毎月、前月分の資料を持って訪問します。
まずは「月別の損益計算書」を社長さんと一緒に見ていきます。
その際、税理士のほうから、「売上がいくらで前の月よりこれだけ増えていて」というように記載されている数字について一方的に解説をして終わりということはしません。
それでは、会話形式で月次訪問のひみつについて見ていきましょう。
ただし、販管費は逆に2月よりも10万円少なくなっているので結局営業利益は2月と同じという結果になっています。
10万円も少ない?何が減ったんだろうな
販管費明細表を見てみてください。2月は修繕費が10万円も計上されてますね。
修繕費10万円て何だったかな?
総勘定元帳を見ると、車庫の修理に5万円、工場の屋根の修理に5万円かかってますね。
そうだ、2月は台風で車庫と工場の屋根が壊れて修理したんだ。
場合によっては、ひとつひとつの取引にまで確認が及ぶことがあります。しかし、とことん調べていくことによって帳票の数字と社長さんの感覚との照合が着実にすすんでいきます。
このようにして、社長さんには事業の現状について正確に掌握をしていただけるのです。
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